アンパンマンの勇気の源である"勇気の花"。バイキンマンが勇気の花の花畑を壊したことで、アンパンマンは本来の勇気が出せなくなってしまい···。
アンパンマンの映画版は大人でも楽しめるらしいと聞き、鑑賞。
全編53分なので話の展開が早いが、テーマがぶれず分かりやすい。その上主要キャラクター各々に見せ場がある作品でした。すごい!
**以下ネタバレあり**
バイキンマンが私の予想より遥かに優秀。供給源(勇気の花の花畑、パン工場)を破壊し、敵勢力を鉄の塊にすることで無力化する手腕は素晴らしいです。敵の分析が上手い。
勇気が出せなくなってしまったアンパンマンに対し「アンパンマンなら出来るよ!」「やっつけて!」と応援する一般市民が一番残酷だなぁと思いました。自衛やアンパンマンのサポートに回らず、餌を待つ雛鳥のようにピーピー鳴くだけかいと思ったり。
キララ姫の勇気の花ジュース破壊行為はかなり罪深い。ただ、きっかけとなった"好きな人を独占したい"という気持ち自体は分からなくはないし、アンパンマンを好きな視聴層に合った内容だと思いました。
序盤、形式上での「ありがとう」と、最後アンパンマン達に向けた感謝の言葉の変化でキララ姫の成長が伺えるのも良かったです。
2024-2