さうすぽー

ミッドナイト・イン・パリのさうすぽーのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
2.9
自己満足点 58点

この映画の世界観は好き。
だけどこの主人公は嫌い。

ラブコメの巨匠ウディ・アレンの近年の代表作で、フランスのパリに訪れた主人公が自身の憧れである20年代のパリにタイムスリップするというあらすじを読んだときは自分の好きそうな映画かなと思っていました。

パリは自分も2回訪れており、非常に綺麗で凄く好きな街です。
だからこそ、美しい風景を撮るのが上手いと感じるウディ・アレンの映像で美しいパリの街を観れたのは嬉しいです。

ただ、先ほども触れたように主人公が好きになれないです。
婚約者に対する扱いは雑だし、婚約者の友人には色々と解説の間違いを指摘して変なマウントを取るし、かといって自分の面倒臭い部分を治そうとする気配も感じられないし、観てて痛いです。
挙げ句の果てには20年代の人物であるマリオン・コティヤールと恋愛関係になってしまうし。
なので、この主人公のことを全然応援出来ませんでした。
まぁ、婚約者のイネズにも少しイライラしましたが。

自分の行きたい時代にタイムスリップして行くストーリーは個人的にも好きですし、ヘミングウェイやスコット・フィッツジェラルドといった傑人達が語る哲学も結構興味深いです。
恐らく、そういった所が評価されてるのかな?
ただ、個人的には20年代当時の有名な人物や文学に疎い上にこの映画で物語っている恋愛観が合いませんでした。

すみません、名作と言われてるのに個人的にこの映画はあまり語ることが無いです(^_^;)