初鑑賞。スコアは低いけど面白かった、を期待したのだけど、普通にそのままハマれず終いだった。ディズニー暗黒期を象徴してしまっている....。
『海底2万哩』かと思わせておいて『センター・オブ・ジ・アース』だった、みたいな肩透かし感。
このテの冒険譚をやる上で避けて通れないのだろうけど、それにしても色々なものに似すぎている。だとしたら細かなところでもっともっとオリジナリティを打ち出すべきだし、「これ○○のパクリじゃん」を安易に許してしまっているところに、ディズニー長編作品の良くない部分が出てしまっているなぁと感じてしまった。
開始10分でプロローグを終え、20分が経つ頃には主要キャラだけを綺麗に残してストーリー上邪魔になるサブキャラは全滅させるパワープレイ脚本。テンポが良すぎるんだか間延びしてるんだか分からない展開に、ラストまでグルーヴしていかず入り込めなかった。
「インディ・ジョーンズ」風の20世紀序盤らしい導入と、スチームパンクな潜水艦のデザインに、おっ！と期待が高まったのに、早々に『天空の城ラピュタ』や劇場版ドラえもんの二番煎じになってしまったのが無念でならない....。
あと、正直吹き替えも違和感を覚えてしまうキャスティング。お世辞にも芸達者とは言えない演技に、やはりアニメーション作品も字幕で観たほうがいいのかなぁと思わざるを得ない結果となった。
その他、
○ アトランティスに住む人々がほぼ無視されていた（出てはくるけど）のはそれでいいの？
○ 個性豊かなクルーの特性をもっと活かすべき....。ラストのアクションは一番の山場になるはずなのになんかのっぺり終わったのは、その辺が原因かも。
○ Walt Disney Picturesのロゴデザインと、臨場感のある主観カメラワークは凄く良かった。
