しげたに

アトランティス/失われた帝国のしげたにのレビュー・感想・評価

3.9
博物館の学芸員で言語学者のマイロ・サッチはアトランティスの新しい学説を発表するも館長らには相手にされなかった。そんな中、謎の女性ヘルガが家を訪問し、大富豪ウィットモア氏の元へ連れていかれる。ウィットモア氏はマイロの祖父と大学の同窓生で、マイロのアトランティス探索に協力してくれると言う。アトランティスへの冒険が始まった...。

2001年公開のディズニー100周年記念として制作されたアニメーション作品。
同年ではピクサーの『モンスターズ・インク』が公開されており、CGアニメーションに移行している時期の作品であるせいなのか定かではないが、知名度や人気はイマイチ低め。
主要登場人物が10人近くいるためか、制作側のアトランティスへの夢が溢れすぎているためなのか、話を詰め込みすぎて展開が若干駆け足で進むのも評価が低めな要因なのかもしれない。
個人的にはとても好きな作品なのでちょっと残念であります( ´•ω•` )

主要登場人物がかなり多い、と上で書きましたが、各キャラクターが大変濃ゆいです。
中でも脇役であるウィットモアさんがとても好き。主人公マイロのおじいちゃんとの友情を振り返るシーンは何回見てもじんわりしてしまいます(´;ω;`)ウウッ
あとは通信使のパッカードさん。声を柴田理恵さんが演じています。キャラがもうすっごいふてぶてしくて、口癖が『みんな死ぬわね』(笑)みんなが窮地に陥っている時に柴田ボイスでこれは反則だろ(笑)
セクシー美女のヘルガ姉さんも忘れてはいけませんね!高島礼子さんが演じていてハスキーボイスがなんとも色っぽいお方です。彼女はディズニーアニメでは珍しく格闘シーンのある女性なのですが、それがまあ物凄くかっこよくて、是非とも足蹴にされてみたいと思うキャラクターなのであります(笑)

他にも素敵キャラが一杯いるのですが、語ると止まらなくなりそうなのでこの辺で(´∀`)

って、ああ!肝心のストーリーに全然触れてない!
えーっと、スピーディにテンポ良く進むので見ていて飽きない印象の作品です。
なにより冒険ものっていうロマンがふんだんに込められた作品であります!
但しミュージカルではないので、そこを期待してみたい方は注意してください。

冒険ものが好きな方、アトランティス文明に興味のある方、魅力溢れるキャラクター達を見たい方にオススメの作品です。
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