クリムゾンキング

霧の波止場のクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

霧の波止場(1938年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

植民地軍から抜けてきたジャンは霧の立ちこめる波止場のある町にやってくるが、そこで出会った落伍者たちと意気投合したり、家出がちの少女に出会って人生に生きる希望を少しだけ見出すけど地元のヤクザものの復讐にあってしまうし少女の義父はキモいしやっぱり人生ってろくでもねえ!

冒頭助けたワンコがどこまでもついてきていつの間にか相棒みたいになってたり、おフランス映画らしく恋愛描写がとっても詩的だったりして見応えがあった。

ちょっと人が良さそうな義父がただの変態ジジイだったのは「!!!?」だったけど、言うほどキモい演出ではない。

最後もワンコがジャンの元に行くかと思いきや走り去っていってしまうので、実はあのワンコ、、、と言うような余韻があるのも良かった。

ただフィルマのあらすじについて、画家のミシェルはジャンの目の前で入水自殺してねーぞ?