みや

スペルのみやのネタバレレビュー・内容・結末

スペル(2009年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

不動産ローンの延長を求める老女を拒否した銀行員が、老女から不気味な呪文(スペル)を掛けられ、次々と恐ろしい現象に襲われるホラー。

次長職を争っている最中だから頑張らないといけなかったり、菜食主義者だから動物の血を生贄にすることに抵抗があったり、設定が上手い。
完全に偏見だが、オカルトホラーなのにストーリーがちゃんとあって驚いた。
それなのに、ばあちゃんとの車内での攻防戦は入れ歯が吹っ飛んだり、喉に突き刺さったり、コメディ色が強い。
ばあちゃんとのキスも多いし、襲われ方がどうにもコミカルで笑ってしまった。
口から出たり、口に入れられたりというのも多く、それが続くとどうしても面白い。
ネタに走っているのではと思いたくなるような場面が結構あった。
そういうノリなのか、真剣なのかが最後までよく分からない。

真面目に仕事をしているだけなのに変な客に当たって呪われるとか、本当に嫌。
「黒い家」みたいな、この設定は凄く良かった。
働くのが嫌になるような、こういうのは大好き。
みや

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