ハル

チェイサーのハルのレビュー・感想・評価

チェイサー(2008年製作の映画)
4.0
コリアンムービーで『新しき世界』の次に見るならこれ!とお勧め頂いた作品。
自分の下で働くデリヘル嬢が行方不明になってしまい、不審に思った元刑事の男が探し回るお話。

巷によくある犯人を見つけ出す系の作品ではなく、すぐに犯人は割れる。
そのため、追う側と追われる側の戦いを楽しむ作風。
そして…本作の見所は犯人のサイコパスぶり!
ぶっちぎりで突き抜けている。
“ヤバいヤツ”を見るなら『チェイサー』を見てほしい。
この犯人の異常性、度肝を抜かれるレベルでやばかった…

「あー人を殺しましたねー、9人じゃないですよー12人です。死んだ後にアキレス腱を切ります、そうやって血を抜かないと軽くならないでしょ?」
淡々と答え、人を殺すことはマスターベーション程度にし思っていない。

また、もう一人目を引いたのが行方不明になった母親の子供。
めちゃくちゃ上手。
劇中の役者で一番凄い演技をしてるなぁと感嘆の思いを抱くほど。
感性がとても優れているんだろうね。

なお、今回は韓国のお家芸である無能警察だけではなく、無能検察まで登場。
どう考えても猟奇殺人犯、かつ自白までしているのに何故か釈放してしまい、再び犯行に及ぶという。
こんなやつ野放しにしたら当然そうなるし、全部警察と検察のせいじゃん…
それとお店のおばちゃん。

とことんサディススティックでサイコパスな狂人に震えたいならこの一本!
究極の異常者を見たいときにオススメな怪作でした(ちなみに本作は実話ベースらしいです…)

Special Thanks to〜Shoさん〜
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