これがスピルバーグの魔法か〜涙ってなる めちゃよい 英語の話せない身分不詳の男が空港で暮らす話って聞いてもっとフィクショナルなの想像していたけどばっちり現実そのままJFK国際空港がずっと背景として映っててそれだけで胸が熱かった 空港ってなんかいいよねをこの解像度と尺度に耐え得るまで持ってくのとってもすごいえらい 脚本も上手で強いフックも特にないのにちょっと笑っちゃうちょっとどきどきするちょっとわくわくするでずんずん進む 謎が謎のままずっとあるのもいいし 言葉少ななやりとりもいい 大事なところでガラスがたくさん出てくるのもよかった 見えるけど届かないものたち 待ち続けるっていう関係の在り方
話が進むにつれどんどん絵が大仰になっていくのも様式美というかダサかわというか、アメリカが願い慕い恋い焦がれるアメリカ像ってこんなだよねってきもち お遊戯会の我が子を見守るお母さんのきもちになっちゃった アメリカ側がつくった異邦人の話だから特にそういう意識が強く出ちゃう、絶対にみんな仲良くなっちゃうし信じるものは救われるし戦争は終わるし雪積もるニューヨークには黄色いタクシーが走ってる
