これは安藤サクラさんで観ようと思ったのかな？スターサンズだったんですね。どなたが監督かと思ったら、監督御自身の実体験ベースとのこと…衝撃。こんな事があるなんて、全く知らなかった。在日コリアンとその家族のお話です。絶対観ておいた方がいいと思う。
私が観た安藤サクラさんの作品の中で、一番印象的かもしれない。
これは皆、彼女が好きになる。輝いてた。
井浦新さんは今年「福田村事件」が話題になっていましたが、ずーっと、こういう硬派な作品を選ばれている方なんですね。彼も是枝組の方なので(初期の頃から出られています)、納得の人選です。
冒頭から山田真歩さんが衝撃的な顔で出られていて、実はそっちに目を奪われてしまいました。彼女は安藤サクラさんと同じ事務所なのでそこは納得だったんだけど、かなりインパクトがあった…(知っている方だけに、余計に)
あと、ムラジュンさんが出てて驚いた！(二度見してしまった)
ヤン・イクチュンさんが個人的に好きな役。
「あゝ、荒野」が有名な方だと思います。私もそちらで知りました。
お顔も好き。
お母さんがヤンさんにしてあげたこと。
あのシーンでもう、泣きそうになった。
勿論、言っていた通りの意味もあるのかも知れないけれど、
なんていうか、日本の美、みたいなものを感じた。
敵だけど、敵じゃない。まさに「ヤン同志」。わかってる。
あの服装が、喪服に感じてしまった…
多分意図的だと思う。帰る先。
対照的に、ラストのサクラさんの白い衣装がとてもよかった。
観る前に、キネマ旬報ベストテン第一位と目にしました。
めちゃくちゃ納得すぎた。
最初は、どこまでがリアルなんだろう…結構微妙なラインをかなり脚色しているのかな？と思いましたが(あまりにも展開が激しすぎるので)、観終わってから監督さんのことを調べて実話ベースと知り、そうなのか…と、評価を少し上げました。
翻弄されすぎている。
たまたま新作の為にゲオのクーポンガチャを引きまくったら旧作半額が沢山出たので、これを機に観ようと思い、ストックしていた中から選びました。
知らないことがまた一つ、知れてよかった。公開から10年以上経っても知らない私のような人が居る。観れて本当によかった。
