とり

アイ・アム・レジェンドのとりのネタバレレビュー・内容・結末

アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

かなり最初の頃の予告編で、「うわー地球最後の男みたいですごく面白そうな世紀末的映画!」と思って楽しみにしてたんですが、徐々に明かされる内容に「・・・これって地球最後の男?」そのまんまリメイクと知ってちょっとがっかりしました。
チャールトン・ヘストンのオメガマンはB級度たっぷりで嫌いじゃないです。
が、本作は明らかに最初からA級ハリウッド大作路線で作られてると思うので、非常に中途半端に感じました。
ウィル・スミスワンマンショーは思ったより嫌味じゃなく、演技も良かったです。
けど、前半は明らかに犬の名演技にくわれてました。
ワンちゃん超かわいいのよ!!!
廃墟と化したNYで地球最後の男のそばで大した役には立ってないんだけど、そこにいるだけでいいって感じ。
むしろ足手まといにもなってたけど、なんていうか、守るべき大切な相手がいることが生きる力になると言いたいのかななんて思いました。
訳あってワンちゃんは途中から出てこなくなりますが、見る側(私)としては足かせがなくなって妙にスッキリしたのは事実です。
犬と入れ替わりで登場する女子供、これがひどくまずい。
ここからスピード感を出すためかやたら大雑把で大味な作品になっていきます。
もうちょっと丁寧に描いてれば見てる側も心の準備をしつつついて行けたんだと思うけど、とにかく駆け足で強引な大団円に持ち込まれた感じがして納得度が低い。
極端なバッドエンドは今の時代やりにくいのかもしれませんが、もうちょっとなんとかして欲しかった。
前半は予告編で期待してたような孤独映像がよくできていて面白かったです。
ただ、手持ちカメラを多用してたのはどうかなーと思います。
みょうに酔いかけたのもあるけど、ウィル・スミスを近くで撮影してる第三者の目の存在は邪魔でした。
ところで人類が滅亡する前のNYではスーパーバットマン?上映してたんですね~、気になった。
TOHOシネマズ流山おおたかの森
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