このレビューはネタバレを含みます
三池ヒーロー物、最終ゼブラ
2011年3月29日 18時32分レビュー。
東映作品、日本アカデミー賞新人俳優賞仲里依紗。
制作統括、黒澤満。脚本宮藤官九郎。
現場監督三池崇史。
前作「ゼブラーマン」からの続編。
「白黒つけるぜぇ、ゼブラビーム」で庶民的なヒーローになり得た哀川しょう兄貴。
前作は、どこかゼブラーマンになるドラマが、妙に落ち着いて、長く、あんまりヒーロー物というか庶民ライダー的なヒーローでコジマンリとした感じ。
自分的に「やや普通かな?もっとめちゃくちゃやればいいのに、、」なんて思っていて不満もありました、、、。
なんで続編も見に行かなかったんです、いや予告みて実はすんごい行きたくなってたんですけど、、、、DVD鑑賞。
あーやっぱり劇場いけばよかったと後悔。
前作をふっとばす、派手なヒーロー物になっていました。とっても大満足!
ヒールの仲さん扮する、ゼブラクイーンがよかったですねー、仲さんファン必見!
前作のゼブラナースをしのぐセクシーな衣装にトコトン魅了されちゃいます。
三池監督アングルが上から撮ったり、いろんなサービス、サービスカット満載で、すっかり仲ファンになりました。
白と黒のコントラスト、色、敵対ヒーローのオセロ色も必見、コスチューム、踊りなど。
表情、目つきが良かったですよ!「時かけ」の仲さんに見えません、はい。
哀川兄貴のゼブラーマンも脇に回った感じのゼブラーマン。
白黒つける自分決着の戦いをゼブラシティで繰り広げます!
今回は、脇に近いかも。
他、タケシ軍団頭のタカサン、ココリコ田中のリアクション顔面も良かったです!
タカサンの扮装がなんか、キューブリック「時かけオレンジ」の衣装の形、メイクがそっくり。
クドかんのいつもの軽いノリの台詞連発と論理、、。
三池崇史お得いの
女体信仰、合体、妊娠、とりこみ飲み込み、、CGやけに連発
をはじめとする今までの三池作品のテーマがやっぱり内包されていましたね!
(スピード出演のロボット映画「アンドロメディア」しかり、
無茶苦茶なCGの対決「デッドオアアライブ」しかり、
「恐怖極道劇場牛頭」「ビジターQ」のエロスしかり、
「殺し屋イチ」「ヤッターマン」「ジャンゴ」のヒーロー物しかり、、。)
メイキングで哀川兄貴も「また、これっ(やるの!)」なんて言ってました!(笑)
ゼブラシティに舞台が移り、白黒つけるべくゼブラーマンが今、立ち上がる。
歌謡ショーのような冒頭から、なだれこむ戦闘CG。
三池ヒーロー物の一連の完結編に私は見えましたし、とっても先が読めなく、オリジナリティ満載でとっても面白かったです。
本作をいきなり見るより「ゼブラーマン」を見てから見た方がよいですよ!
三池ヒーロー物の最終章、、最終ゼブラ。
ゼブラシティの逆襲!ぜひご覧ください。
追伸
個人的に「極道恐怖劇場」の続編を待ち望んでいる、いちファンです。