マーチ

これがロシヤだ/カメラを持った男のマーチのレビュー・感想・評価

3.0
【省略レビュー🎥】

巷の人々の生活を撮影している男の姿を撮影した実験的な映画。

セリフはなく、音楽のみで構成されており、映画というものの概念について徹底的に検証した作品のため、ストーリーや物語的な流れなどはなく、ひたすらカット毎に切り替わる映像を67分間眺め続けることになるので、自分でどういう意図が込められているのか考えながら観なければ、頗る退屈な作品ではあると思う。

要するに、共通項のないシーンを繋ぐことで観ている側に何かを想起させるという映画的な表現の限界に挑んだ作品であり、ショット間の繋がりにより意図していない何かが生まれたり、感じさせたりすることが出来るということを説いた作品なのではないだろうか。シーンとショットの概念が同一化してしまっていると言った方が分かりやすいかも。


【p.s.】
忙しくてレビューをしっかり書く機会が無いので短めに今年観た作品のレビューを投稿しています。
暇があれば正式なレビューと入れ替えますが、きっとそんな瞬間は訪れないでしょう。
だって、私ですからね。
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