きんゐかうし卿

犬神家の一族のきんゐかうし卿のネタバレレビュー・内容・結末

犬神家の一族(2006年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

 
 
 
 
 
自宅(CS放送)にて何度目かの再鑑賞。市川崑の(長篇)遺作で(『八つ墓村('96)』から10年振りの)金田一モノの七作目、30年振りとなる自作(前作'76)のセルフリメイク作。クレジット上、前作と同じ脚本だが、富司純子演じる“犬神松子”の独白等は原作により近くなっている。お馴染み石坂浩二の“金田一耕助”に違和感は無かったが、“野々宮珠世”の松嶋菜々子は薹が立っており原作の設定である素朴で可憐な令嬢とは云い難い上、科白回しにも無理を感じ、大きなマイナスポイント。旧作を観ていれば観なくても良い。55/100点。

・ドウしても旧作と観較べてしまうが、商業的な意義があったのか、セルフリメイクの意味が判らない……出来れば監督の手による金田一モノの新作が観たかった。

・鑑賞日:2012年3月27日
★☆ 某サイトより転載 ☆★