はりす

宇宙戦争のはりすのレビュー・感想・評価

宇宙戦争(2005年製作の映画)
3.1
シネフィルWOWOWであらためて視聴

この映画をざっくり言うと
SFとしてではなく‪父親の物語として観ないと腑に落ちない。
見た目やタイトルほど内容に派手さはない、人間がいくら文明の力で対抗しようとも敵わないように描かれていて、またアメリカ人のヒロイズムが最後まで決定打になってないハリウッド映画では珍しい作品。‬

そんな訳でよく観てないと、あっという間に3本足のマシンに侵略されてるのにいつの間にか人々が生き残ってエンディングになる。
持つべき視点は、ダメ父親が精神疾患を抱えてそうな娘と反抗的な息子にキリキリ舞いしながら、タガが外れた人々から家族を守ろうとするトム・クルーズの姿なのだろう。
観ていて終始緊張が続く没入感があるかというと、レイチェルの叫び声で観客にうるさい!という不快感を与える為途切れる(笑

観終わった後、レイチェルぶん殴りたくなる場面度々あったなと感じたので、父親役のトム・クルーズが手を上げないで最後まで守り通す姿に立派に見える。

はじめてこの映画を観た時の印象あまり良くなく宇宙空間での戦いだと思っていたら現代の地球上だった事。
トム・クルーズの娘役レイチェルが煩くてイラっとした事この2つだったが、やはりこの印象は二度観ても変わらなかった。

ちなみに食い入るように観てると日本人ライクなカットもあったりする。

主が人間ドラマだとしてもちょっと薄い印象
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