はりす

ジオストームのはりすのレビュー・感想・評価

ジオストーム(2017年製作の映画)
3.8
映画を観たなーって感覚を味わいたくてジオストームを、109シネマの4DX3Dは酔いそうなので通常の2D字幕で鑑賞。
予告など見てると大災害パニックムービーのように見えるが、根っこは大災害から守るために作られた気象衛星や宇宙ステーションの開発者・製作者リーダーの兄と、運用責任者の弟の確執を絡めながら、悪用して地球を危機的状況に陥れて利権を得ようとするグループとの戦いを描いた作品。
アメリカ人は兄弟の問題や家族を描くのにこういう地球規模で危機に陥るシナリオを用意するから面白いよね。
配役を詳しく見ずに席に着いたが始まると『エンドオブホワイトハウス』のジェラルドバトラーと『ザ・ロック』のエドハリスが出てる時点でお得感を得る。
この時代に打ち上げがソユーズではなくスペースシャトルというのが不思議だった。そしてジェイクが宇宙に行く場面、スペースシャトルに一人で乗り込むって打ち上げコストに見合うのかなと疑問を思ったのと、見せ場だと思う打ち上げシーンがあっさりしすぎて、製作者意図が見せ場はここじゃないとカットしたのだろうけどリアリティを損ねかねない気がした。
ハッピーエンド(脇役からモブにかけての人々は数千万単位で死んでるけど)なので、家族、友達など複数人で観に行っても、どんなシチュエーションでも一定レベル楽しめる。

映画を観たなーって感覚を味わい人が劇場で隣の席の人とポップコーンシェアしコーラを飲みながら楽しむ映画。
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