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シカゴのan0nym0usのレビュー・感想・評価

シカゴ(2002年製作の映画)
4.0
女の本性を赤裸々に、最高のエンターテイメントに仕上げたミュージカル。こういう作品の持つ迫力は、観てるだけでも心が踊ります。体を張った演技の持つ説得力…とでも言えば適当なのかな。歌と踊り、カメラワークも…煽られちゃいます(〃ω〃)
大きなスクリーンで観たかった!

圧倒的なのはヴェルマを演じるキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。踊りのキレが半端ない✨個人的には間違いなく彼女のベストアクト。もちろんレニーもモンロー的なコケティッシュさだし、この頃のリチャード・ギアの渋みと軽薄さのバランスもニクい。奇跡的なタイミングで集結して、それぞれの持つパフォーマンスを遺憾なく発揮できた作品なんじゃないかな。

何よりこのストーリー…
スカッとする!気持ちいいですよね😆

冷静に見れば、めっちゃ悪女。
でも、汚名さえも人生の糧とするポジティブでパワフルな人間描写は…何かと自分を否定しやすい私には、前進のための推進力を与えてくれる。

考え方ひとつで、物事はどうとでも姿を変える…それがこのミュージカル。

お先真っ暗?
バカね、それなら自分が輝けばいいのよ。
ほらね、明るくなったでしょ?…って。

後ろ向きを笑い飛ばして、とても軽やかな気持ちをくれる…

罪も嘘も、欲望も…
全部ひっくるめたのが『私』

我が道を行けば、人生が輝く。

他の誰でもない、私が輝く。

前進あるのみ!
この強烈なパッション。

やっぱり私はミュージカル作品大好き!
口から出るだけの言葉じゃ足りないから、全身を使って表現する!
それはとても音楽に似てる。

ほら、座ってないで…動いてみたら?
え?何がしたいかわからない?

All that JAZZだよ✨(笑)

音と一緒に弾けて踊り出す…
人生は…楽しんだもん勝ち😆
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