柏エシディシ

五人の軍隊の柏エシディシのレビュー・感想・評価

五人の軍隊(1969年製作の映画)
3.0
「スパイ大作戦」mixマカロニウェスタンのエンターテイメント作品。面白かったなぁ〜
「おはようフェルプスくん」でお馴染みのピーター・グレイブスをリーダーに、爆破のプロ、盗みの達人、怪力男、侍でなる5人のならず者たちが、横暴なメキシコ政府に苦しめられる農民たちの為に砂金強奪作戦に挑む。
終始無言の、刀とナイフの達人"サムライ"に丹波哲郎!
かなり美味しい役で、美女とロマンスあり、アクションの見せ場ありと良い味だしている。
この頃には既に国際派俳優で慣らしていた丹波哲郎が台詞無しというのはいろいろ邪推してしまうところだが、喋らないことで結果キャラが立っていてイイ。
駆け出しの頃の仕事であろうダリオ・アルジェントのエンターテイメントに徹した脚本も、王道ながら巧く出来ておりなかなか魅せてくれる。
このヒトどこで道を間違ったのか?w
キャリア初期は西部劇や戦争アクションの脚本を多く手掛けている様で、あの独特のケレン味は脚本家時代に磨かれたものなのかな、と。
やっぱり「特攻野郎Aチーム」で育った世代なので(勿論あちらの方が影響を受けた作品な訳ですが)、こういう凸凹チームが弱き者のために軽口叩きながら"不可能ミッション"を遂行するヤツは、何だかんだ好きなんだな。
柏エシディシ

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