「ビフォア」シリーズの最後に観た。三部作三作目の『ビフォア・ミッドナイト』に帰結する「理由」がわかった。三、一、二という順で観たのだが、充分に面白かった。
会話するうちに愛情を確かめていき、ラストのほうへ繋がっていく流れも、今回も自然に語り合うようすもみな懐かしかった。
今回はパリに場所を変えてはいるが、いつものようにリチャード=リンクエイター監督以下、主役二人もスタッフも、じゅうぶんに話し合って作られていることがよくわかる。
数ある「三部作」でも、リアルタイムで時間が経過し、九年ごとに撮られたということでも、貴重な映画だ。
