Otun

ビフォア・サンセットのOtunのレビュー・感想・評価

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)
4.0
あれから9年。

気づけば、あのフェロモン俳優E・ホークも、Mr.ピンクS・ブシェミーの様に品を幾らか下げるほどに。⬅もちろん主観。そしてブシェミーは好き。

つー訳で、『恋人たちの距離(ビフォアサンライズ)』の続編、『ビフォアサンセット』。これもそれこそ、10年ぶりほどに。

ウィーンでのあの一日から9年。
あの日を小説にし、作家になったアメリカ男。
その彼の前に現れる、あのフランス女。


再会し、二人だけの時間を共有する。
あのウィーンでの一日より、物凄く短い。
が、もしかしたらより濃密なのかもな。

過去を振り返ったり、現状を話したり、あの日より全然大人になってしまっていた、二人。
恐ろしいほど長回しばかりの、ほぼ二人だけの会話劇。
1時間半ほどの短い作品だけど、やっぱいい。


Jデルピーのこの言葉。
『人はそれぞれ美しくて特別なものだから。例えば9年前のあなたも、ヒゲに赤毛が混じっていて、別れの朝それが太陽で輝いていたわ』。

上記に代表される台詞群。
やっぱ、信じられんくらい美しい台詞ばかり。
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