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漂流教室のどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

漂流教室(1987年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

大林監督の漂流チルドレン

脚本橋本いぞう、監督大林宣彦。


大林映画の中でも異色作品で、非難が多い本作。

私は本作、劇場パンフレットを購入するほどお気に入り作品で、

二本立ての一作、正直どうでも良い映画で、もう一本のSF洋画がどうにも面白くなく、こちらの日本映画が良い意味で衝撃作品だった思い出。ひろいもんでありました。予期せぬヘンテコな日本映画だなぁ、だけど印象に思いがけず引っかかって、パンフレット購入。

見れば監督、「転校生」の監督じゃないですかぁ、と大林監督を意識した一本であります。

そんな在りし日の記憶の映画を見直したく探すと

これがなかなかのレア。ビデオで探し、バンダイエモーションレーベル(モアイ像がポイント)のビデオで鑑賞となりました。



そうそう少年少女物語なのに国際ハイスクールめいた舞台設定。

原作を否定するかのような原作差異。

大林チルドレンである林泰文君の演技。この林君、この頃のスピルバーグプレゼンツ映画の東洋人子役、キーホイカァンにそっくりであります。

林君親に
三田佳子と稔侍小林のこばやしねんじさん。

物語はとあかる国際ハイスクールがタイムループ。

がっつりと抜け落ちた「漂流教室」、漂流先で何が起こるのか?
全く驚きのラストもさながらに
強引強力なSF展開。
突っ込みまくらなければいけない、展開

クラスの混乱

今見直すとなかなかの映画で
SFXや舞台装置を結構お金掛かった作品(日本映画ではという事です)なんじゃないかとおもいました。

先生役に未来、英語を話す南果歩先生

そして元祖大林チャイルド尾美としのりさんも出てます。

劇場の時は尾美さんにハラハラドキドキしたなぁと冷静に振り返ってしまいました。

SFX具合が時より大林時計仕掛けっぽいですが、
大林映画のキーワード
「タイムスリップ」
「時をかける」
的な部分は、共通テーマなんかなぁと思いますね。

すんごく懐かしい気持ちになりました。




さて
楳図先生の漫画を
大胆すぎる脚色で描いた
「漂流教室」
ぜひ機会があればみてほしいと思います。

大林監督の漂流チルドレン
大林、楳図ファン必見

追伸
確か「キングコング2」の同時上映だった気がします。
懐かしいなぁ、あと小さい頃から
改めて大林ファンだった自分に気がつきました。

2012年6月ブログ記事
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