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御用金のumihayatoのレビュー・感想・評価

御用金(1969年製作の映画)
5.0
お話、撮影、演出ともに、めちゃくちゃにかっこいい映画でした

復讐、ケジメ、そして罪滅ぼしに生きる男

愛する女に別の土地で暮らそうと言われようとも
殺す相手が友や親戚だろうと
たとえ自分の命を失おうとも

どんなに不合理だろうと損しかなかったとしても、それが悲しい結末だとしても
「ここで目を瞑ってしまっては、俺は人間として生きれない」
という信念を持ち、それを意識して生きることは、とても大切なことだと思っています

しかし幕府の圧政の下、手を汚さずに藩を守ることは出来なくなってしまった藩士達の切なさも大いに理解できるだけに
切ないお話でした
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