ビターチョコ

ゲド戦記のビターチョコのレビュー・感想・評価

ゲド戦記(2006年製作の映画)
1.0
評価は「1.0」。ゼロにしたいけど出来ないから「1.0」。
できれば……最後まで読んで頂きたい。

原作者が宮崎駿監督に「ぜひあなたの息子に作って欲しい」と願い出て、見事に大傑作になった映画。息子の宮崎吾朗監督はこの作品で初めてアニメ制作に関わったが、初監督作とは思えない素晴らしいクオリティのアニメ映画だ。

原作者は観終わった後、涙を流しながら吾朗監督にハグをした。「やはり私の目に狂いはなかった。ゴロー、あなたは天才だ」と首根っこを…いや、ボディを抱き、周囲の人たちも感動で流れる涙が止まらなかったらしい。

父親の駿氏も「ぼくの息子だけど、これは絶賛するしかない。吾朗はぼくを遥かに超えた!」と涙を拭きながら感想を言った姿がNHKで放送された。父親だけでなく、ジブリのスタッフたちも大絶賛! 試写のあと、ロビーで吾朗氏の胴上げが始まり30分以上つづいた。

日本でロードショーが始まると、全国で立ち見が続出。(2006年から)14年という前代未聞のロングランになり、ギネスブックにも載った。

スタジオジブリは、このアニメ映画『ゲド戦記』を作るため生まれたのかもしれない。いや、きっとそうだ。本当に素晴らしい映画なのは、世界中の映画ファンが認めているし、ジョージ・ルーカス氏とスティーブン・スピルバーグ氏も大絶賛し、2人が同時に宮崎吾朗監督の靴にキスしたことが話題になったのは、世界中の映画ファンが知っている。

さて、残念なことだが、私はこの映画は一度しか観ていない。あまりに素晴らしすぎて再見するのが怖いのだ。もし、もう一度観たら失望するかもしれない…それが怖いのだ。
ところで私はよく「嘘しか言わない奴」と言われるが、理由がわからない。今年で10万777歳だが、一度も嘘はついたことはない。それだけは命をかけて言える。