このレビューはネタバレを含みます
スコセッシのアリスの生活
エレンバースティンの映画。
俳優の映画であり、アカデミー主演女優受賞をもたらしたスコセッシ監督作。
エレンと息子役のアルフレッドルターとの掛け合いはリアルだ。
スコセッシとエレンで脚本を即興のリハーサルで変化をくわえ生き生きした会話にしていきます。
エレンバースティンは狂暴な夫の死から立ち上がるべく引っ越し。
夢の歌手になるべく恋に仕事に奮闘。
それからある食堂に勤めます。
このシーンのリアリティはこの映画のひとつの見せ場です。
そこに次のロマンス、クリスクリストファーソンがいます。
2008年8月レビュー
追記
ながらく本作見ていなかった。というか再発売?初発売なんかな?DVDで出た時、すぐ見て、やっぱり感動した。
こんな、女性女性した映画、後にも先にもない。
男性映画ばかり撮っているスコセッシの珍しい女性映画。本作や「エイジオブイノセンス」もそんな感じの珍しさ、柔らかそうなスコセッシ。
「タクシードライバー」の前にこんな作風の違う映画だったので驚いたし、作風の違いが本当に良かった。
冒頭は「オズの魔法使い」にオマージュを捧げています。
本作は、エレンバースティンの映画。
訳ありな母子家庭の母エレンと子。エレンは歌手志望。毒舌な子供とさながら生活ロードムービー。
エレンは、私、「エクソシスト」しかり、ダーレンの絶望麻薬映画「レイクエムフォードリーム」しかりで度々熱演を見ていきます。素晴らしい女優さんです。
本当に女性に見て欲しい、地味家事労働歌手ロードムービーです!