芹沢由紀子

シーズ・ソー・ラヴリーの芹沢由紀子のレビュー・感想・評価

シーズ・ソー・ラヴリー(1997年製作の映画)
3.4
邦画「寝ても醒めても」を見てレビューして思い出してた作品なんだけど、ショーン・ペンさんは監督じゃなかったんだね!出演してただけか!勘違いしてました。
ロビン・ライトかわいいし、キャストがみんな役柄にピッタリだ!

この監督、実にいろいろ監督してて、処刑ライダーとかハングオーバーとかも見て知っていて、でも本人が脚本してるのこの映画。
古くからいる人で、作品が統一感がないから気づかなかった。

とにかく衝撃のストーリーで、でもどの人物にも感情移入できないから、ひたすら傍観していただけなんだけど、私は嫌いになれない作品。

この時代って、「普通じゃない」(97)「ナチュラルボーンキラーズ」(94)「トゥルーロマンス」(94)みたいな、無軌道な若者カップルの逃避行ものがとっても人気があって、これもその類ではあるんだけど、これはちゃんとその「若さだけで突っ走った」代償をちゃんと支払わせる「その後」も描いていて、なんか夢と現実をごちゃまぜにしてる感じが好きだった。

実際に私の高校時代の親友の女性が、かわいい女の子を2人もうけ。子育てを頑張り、夫を支えて夢のマイホームを手に入れたって時にさ、一切合切を捨てて別の男のもとに走ったんだよ。
周りは衝撃&ドン引きだったけど、それが「リアル」だし、「現実にも起こりうる」事象だから、この映画も私の心にズッシーンって残ってるんだ~
まあ、子供が不憫だし、子供のメンタルに全く影響を及ぼさないわけないとも思うんだけど、誰かの人生をたくさん壊すほどのロマンスってやつが存在するから、映画になるんだよね!

この映画を思い出すとき対にしてしまうのが「マディソン郡の橋」なんだけど。まだレビューしてなかったから後日してみよう。
芹沢由紀子

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