シーズ・ソー・ラヴリーの作品情報・感想・評価

「シーズ・ソー・ラヴリー」に投稿された感想・評価

ももも

もももの感想・評価

4.2
ショーン・ペンもロビン・ライトもジョン・トラボルタもとてもいい。何より脚本が良くて、愛か幸福か、破天荒な昔の男か安定的な今の男か、という本筋はさほど目新しいものではないけど、その周囲で終始とにかくムチャクチャなことをやっており、エディは何言ってるのかわかんないし、ジョーイはすぐにキレるしで、鑑賞中まったく退屈しない。誰もが好き勝手にやってるのに物語が破綻しておらず、みんな破滅的なのに誰もそのことを悲観していない。いやあ、実に不道徳なお話で、たいへん満足です。
父親が遺した脚本を映画化しただけあって、ニック・カサヴェテスの監督作品で最もジョン・カサヴェテスに近い映画になっていた。

ショーン・ペンのイカれっぷりやロビン・ライトを中心とした面倒臭い関係性には笑えたが、この二人の後々の実生活を思うと苦笑に変わってしまう。
kuu

kuuの感想・評価

3.7
『シーズ・ソー・ラヴリー』
原題She's So Lovely.
製作年1997年。上映時間121分。

若く無軌道なカップルが、その過激さゆえにいったんは失った愛を、10年を経て再び取り戻すまでを描く濃密な米国・仏国ラヴ・ストーリー。

ある日、自分の留守中にモーリーンが隣人に暴行されたことを聞いたエディは、怒りで我を忘れ、銃を片手に暴れ回り逮捕。
施設に収容されちまう。
ほんで10年後、新しい家庭を築いている彼女の前に、退院したエディが姿を現すが。。。

『シーズ・ソー・ラヴリー』が1997年に映画化されるまでには紆余曲折があったそうです。
その話は10年前に遡る。
ジョン・カサヴェテスが自宅で開いていた脚本の朗読会に.彼を敬愛するショーン・ペンが参加するようになり、ジョンが書いたまま10年近く眠っていた脚本を、ペン主演で映画化することになった。
せや、この企画は頓挫しちまう。
肝臓を病んでいたジョンの体調が悪化したことが原因だが、ペンがマドンナを出演させたがったことも災いしたそうです。
それでも🥺映画化を諦められないペンは、ハル・アシュビーに企画を持ちかけ、了承を得る。
しかし、そのアシュビーも病に倒れ、帰らぬ人となっちまう。
ほんで89年にカサヴェテスもこの世を去ると、ペンは映画化権を買い取り、みずから監督に乗りだす決意を固めるが、モノクロで撮ることに固執したために資金が集まらなかった。
今ならクラウドファンディングがあるが、当時はあまり機能してない。
そんな経緯があったために時間こそかかったけど、最終的にはジョンの精神を継承する息子のニックが監督、ベンとロビン・ライトの主演ちゅうと理想的な顔ぶれで映画化が実現することになった。
ニックがジョンの脚本にほとんど手を加えることなく撮ったこの映画では、ヒロインのモーリーンを中心に対極の愛と日常が描きだされる。

モーリーンの前に退院したエディが現われ、彼女は人生の岐路に立たされ、その結末にはジョンの理念を見ることができる。
50年代から組織化された企業や広がる郊外をとおして画一化されていく米国人を見つめてきた彼は、どこまでも自分であろうとすること、個人の自由にこだわってきた。
だからモーリーンは、過去や未来ちゅう時間と結びついた価値観や物質的な豊かさに縛られることなく、目の前の“瞬間”を生きようとするのだ。
そないな展開やしドラマは深くなると思います。
明るい音楽って大事だな
この人じゃなきゃダメっていう恋愛は最高で最悪、かなり地獄だけど幸せ
Nakao

Nakaoの感想・評価

3.1
ジョン・カサヴェテスの遺稿を息子のニック・カサヴェテスが映画化。主演はショーン・ペン、ロビン・ライト夫妻(当時)、ジーナ・ローランズもちょい役で出演。

妻をレイプした男をぶちのめした挙げ句、精神病院に10年間入院する羽目になったエディ。しかし退院すると妻は再婚して子供もいて...というストーリー。日本じゃ黄色いハンカチでも飾って帰りを待っているだろうけど流石アメリカ、そうはいかない。

エディは純粋だけど精神的に不安定で何をするか分からない、ジョーイは真っ当だが怒りやすく独善的。モーリーンはただのクズの尻軽。と主要キャラの性格が破天荒で笑った。ラストの緊迫シーンもBGMが緩くてコメディみたいでのれなかった。

ただただ子供達が可哀想。一度は夫を捨て、次は夫と子供を捨てた母親がクズという珍しい映画でした。
sawa

sawaの感想・評価

-
ロビン・ライト、演技が濃厚すぎる。(めちゃくちゃいい。良くて怖い)

このレビューはネタバレを含みます

狂ったロクデナシの愛の物語。
内容はあんまり無いのだがショーンペン、ロビンライト、ジョントラボルタの演技はとにかく上手い。

観客受けなんか関係なく撮りたいものを撮っている映画で好きではないが嫌いにもなれないなぁ。
邦画「寝ても醒めても」を見てレビューして思い出してた作品なんだけど、ショーン・ペンさんは監督じゃなかったんだね!出演してただけか!勘違いしてました。
ロビン・ライトかわいいし、キャストがみんな役柄にピッタリだ!

この監督、実にいろいろ監督してて、処刑ライダーとかハングオーバーとかも見て知っていて、でも本人が脚本してるのこの映画。
古くからいる人で、作品が統一感がないから気づかなかった。

とにかく衝撃のストーリーで、でもどの人物にも感情移入できないから、ひたすら傍観していただけなんだけど、私は嫌いになれない作品。

この時代って、「普通じゃない」(97)「ナチュラルボーンキラーズ」(94)「トゥルーロマンス」(94)みたいな、無軌道な若者カップルの逃避行ものがとっても人気があって、これもその類ではあるんだけど、これはちゃんとその「若さだけで突っ走った」代償をちゃんと支払わせる「その後」も描いていて、なんか夢と現実をごちゃまぜにしてる感じが好きだった。

実際に私の高校時代の親友の女性が、かわいい女の子を2人もうけ。子育てを頑張り、夫を支えて夢のマイホームを手に入れたって時にさ、一切合切を捨てて別の男のもとに走ったんだよ。
周りは衝撃&ドン引きだったけど、それが「リアル」だし、「現実にも起こりうる」事象だから、この映画も私の心にズッシーンって残ってるんだ~
まあ、子供が不憫だし、子供のメンタルに全く影響を及ぼさないわけないとも思うんだけど、誰かの人生をたくさん壊すほどのロマンスってやつが存在するから、映画になるんだよね!

この映画を思い出すとき対にしてしまうのが「マディソン郡の橋」なんだけど。まだレビューしてなかったから後日してみよう。
QUENZE

QUENZEの感想・評価

2.5
元夫と現在の夫と軽い妻。3人のいい加減な大人たちに振り回される3人の子供たちが可哀そう。
<後味映画>
えぴ

えぴの感想・評価

-
ストーリーは淡々とした感じ。
自分をコントロールできない攻撃的で常識外れで、一見してロクデナシな2人が衝動的に惹かれ合う物語という感想。
終盤の複雑な事情をひとまとめにしちゃう感じが良かったです。
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