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呪怨 黒い少女のsayaのレビュー・感想・評価

呪怨 黒い少女(2009年製作の映画)
3.0
本来なら双子で生まれるはずだった少女の肉体に宿ったもうひとりの霊が、関わった人たちを次々と呪っていく物語です。
呪いの家が一切登場せず、劇中で除霊が行われるのはシリーズ異例の展開です。
『呪怨』の登場人物は呪われている自覚があっても、霊能者には一切相談しないのが前から不思議でした。
宗教や霊能力を信じない現代的な価値観なのかもしれませんが。
一家惨殺事件という実録犯罪的な恐怖に発展していくのは他のシリーズ作品と共通していますが、悪霊が少女なせいでしょうか、あっさりした物理攻撃がメインで、悪趣味で生々しい暴力描写が全くありません。
心霊ホラーとしての恐怖演出も全体的に淡泊なのが残念でした。
『呪怨 黒い少女』には高城マリア、『呪怨 白い老女』にはみひろ、どちらにも元セクシー女優が出演していますがビジュアルも演技力も素晴らしかったです。
演技の下手なアイドルより、演技力の高いセクシー女優を起用したほうが海外ホラーのような大人の恋愛も描けて、セクシー女優引退後のセカンドキャリアにもなるので一石二鳥というのが私の持論であります。
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