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灼熱の肌のBaadのレビュー・感想・評価

灼熱の肌(2011年製作の映画)
3.7
同時上映された同じ監督による『愛の残像』ほどには洗練されていなくて、むしろ取り散らかった感じのする作品だったが、妙な説得力があった。

作品を売らなくも生活できる画家、貧乏な役者夫婦、大女優。レジスタンスをしていた画家の父親。それぞれの振る舞いと言動に現実感がある。

主人公が迎える結末には、少々強引な感じがつきまとい、父親との会話も唐突な感じがするのだが、妙な説得力があり、こういう生き方をする人もいるのかもしれない、とつい納得してしまったりした。

二つの作品を通して、レジスタンスという言葉がキーワードとなっていて、フランスのまた一つ別の側面を見た様な気がした。

(2012/12/18記)
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