このレビューはネタバレを含みます
別の灼熱の肌探してたら、違う灼熱の肌借りてた。
映画の冒頭
車を運転するルイ・ガレル演じる画家。
そして画家の頭に浮かぶのは裸体のモニカ・ベルッチ演じる過去の妻。
(あら?これは危ない。私の頭に浮かぶのはバトルロワイヤル)
そして 想定内の事故。
ここから 過去を振り返る形で始まります。
モニカを見るとマレーナの頃と比べてしまうので、モニカを見る度に絶句。
加齢は悪いことではありません。
あの映画が色褪せないんです。
しかしながらモニカ、ファンデーションの厚塗りで、たるみ、シワが強調されてます。センター分けの黒髪ロングより、ラフにアップするか、巻き髪の方がモニカには似合います。
ワンピースも、あれだけの肉塊、ボディフィットな洋服意外は太って見える。
演技に魅力が足りない分を補えるほどの魅力も、 これでは 元の子もない。
映画の内容とはいうと、
幸薄カップルとビックカップル(ルイガレルとモニカベルッチ)が同棲し、二つの恋愛を対比するもの。
結果的に幸薄カップルはそれなりの幸せを手に入れ、ビックカップルは別れてしまいます。
てっきり、幸薄カップルの男はモニカと寝て、最終的には ルイガレルとくっつき、その虚しさで 幸薄カップルの女とモニカもくっつく4人の灼熱の肌かな なんて思っていたら、、
結果的に灼熱のしてたのはモニカだけ。しかも、そのモニカの魅せ方が上の通りです。
ルイガレルの悲しみからの自殺目的の事故も愛を感じません。自己愛や寂しがり屋といったところ。
息子のルイガレルを使いたいのは良いけれど、顔が濃いので 周りの俳優選びは重要。
ドリーマーズの時はエヴァグリーンとで良いバランスだったなぁ。