Risa

この世界の(さらにいくつもの)片隅にのRisaのレビュー・感想・評価

3.4
観てなかったので、アマプラにあったので観たのですが、こちらはロングバージョンとのこと。

広島出身の主人公すず目線の戦争アニメ。

すずの嫁ぎ先はよく笑う家で、すずがこの家に来たことによって余計に笑う家になったのかなと思わせる。

夫婦2人の幼い頃の出会いが何より愛おしく、なかなか良い設定。大変な目にあっても何でも笑って乗り越えていけるというのか、すずが一方的に笑に変えて救ってくれて守ってくれている。戦争という暗い背景から救われる。

そして能年玲奈がのんという名に変わっていたことを今更知る。
そう言えば、事務所どうのって問題になってたね、、すずを演じるのんが、最初は浮いたように感じたものの、徐々に出てくるすずの感情と共にリアルな人格となり、感情を揺さぶってくる。
涙を何度もぐっと堪えるも、すずの声に泣かされてしまうことになる。
なんとも、、朝ドラのようだった。

戦争映画はもっと淡々と観れた方が良いなぁ。
この細やかさで、駆り出されて戦争に行った人達側の心情を描く世界の片隅話も見てみたい。
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