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水曜日のエミリアのemilyのレビュー・感想・評価

水曜日のエミリア(2009年製作の映画)
2.9
不倫の末妊娠、略奪婚で弁護士で上司のジャックと結婚したエミリア。ジャックと前妻との間に8歳の息子ウイリアムが居て、両方の家を行き来しており、水曜日はジャックの家の泊まることになっている。水曜日はエミリアがお迎えに行くのだが、週の中で一番憂鬱な日だった。妊娠した子供は3日で死んでしまい、ウイリアムや前妻との関係、自分の子供の死や、両親の復縁など、頭悩ますことがいっぱいで、自分にも周りにも厳しく当たってしまう。彼女のイライラの原因はずっと秘密にしてた子供の死にまつわるある出来事だった。

不倫、略奪愛の末、子供まで失ってしまう。すべてを自分のせいにしてしまい、自分に厳しく、さらに人に厳しくあたってしまう。自分のしたことと向き合い、それを受け止めるためにはそれなりの時間も必要だし、感情的にもなるだろう。まさしくそれが人間らしく、成長の過程でもある。完璧な人間などどこにもいないし、誰だって何かを抱えている。大事なのはそれにちゃんと向き合って、しっかり涙して、しっかり抱えて生きていくことだ。そうすれば必ず味方してくれる人はいるし、理解も得られるだろう
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