「その昔、ジュニアは周りから〝ジャックナイフ〟っていうあだ名で恐れられてたんやでぇ〜」
と、同期芸人がエピソードトークを展開しているのを見たことがある。この映画の冒頭でスクランブル交差点を渡って千原ジュニアが登場してきた瞬間に、はっきりとその意味がわかった。
…マジで怖ぇえ。
そのビジュアル。何考えてるかわからない異様なオーラ。
ジュニアは本当に芸人だったのでしょうか。この人の佇まいに他人を笑わせようという気があったと思えない。
そんなジャックナイフが、ナイフの使い手を演じるという恐怖映像が堪能できる今作。他の役者と比べて確実に異彩を放っているし、今やアメトークの『運動神経悪い芸人』としてお茶の間を湧かせている彼が颯爽とスケボーを乗りこなすシーンもレア度高し。
ストーリー自体は、人が多く死ぬ割にこれといった中身もないので、貴重なジャックナイフ時代を収めたPVだと思えばよし
