なみつ

PORNOSTAR ポルノスターのなみつのレビュー・感想・評価

PORNOSTAR ポルノスター(1998年製作の映画)
3.0
「なんすかこの映画!?!何がしたかったんすか監督!」

映画上映後のフリートークで登壇した千原ジュニアさんの第一声。観たひとはだいたい思ったであろうことを代弁してくれた!!

映画を観たあとのトークだったので、たくさん話が聞けてほんとうに楽しかったです。

・上條役の鬼丸さんは映画の少し前まで実際に渋谷のチーマー(?)の頭をしていた人で、映画に出てくるなりすまし上條も当時ほんとうにあったこと。
・枝豆に至るまで10テイク。
・カラスのために振り撒かれた大量の牛丼。
・渋谷センター街は規制ができないので、上條さんにからまれる人とのやりとりを見てびびってたのは一般の方。
・千原さんは杉本哲太さんへのあいさつを許されていなかった。その状態で例のブスブスシーンの撮影に入ったので相当気まずかった。そしてそのシーンは映画のシーンの倍の時間はブスブスしていた。


上映開始後まもなく、上條さんの滑舌のあまりの悪さに驚愕!

たかだか20年前のはずなのに、、、これほんとに日本?同じ国?と思うほど異世界な街と人。ヤクザとかチンピラとか白い粉とか、抜きにしても。
内容は千原さんの第一声にほぼ共感なんですが、どうにも嫌いになれない。なんでだろ。淡々と、一瞬一瞬が紡がれている感じがするからかな。だから束の間の光が際立つのかな。

千原さんがほとんど話さない役なので、演じる人によってまったく印象が変わる映画な気がするんですが、そこで千原さんを使うのがすごいなー。
豊田監督は物腰の柔らかそうな方でしたが、トークを聞いて最終的に抱いた人物像は

…鬼!
なみつ

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