一見サイレント映画かのようなセピア色やブルーに包まれた映像
ドニ・ラヴァン扮するアントンの心情が外が寒い印象の青、中が暖かいセピア色で表現されています
監督が翻訳する必要のない字幕なしの映画を目指したと言うようにDVDを再生しても字幕が出てきませんでした
あれ?って思ってメニュー画面から字幕を選択したらコメンタリーの字幕が入りました
それで調べたら字幕は必要無い事がわかり鑑賞しましたが無国籍な不思議な世界観の素晴らしい映画でした
川崎と横浜のTSUTAYAを検索してもどこにも無くて渋谷TSUTAYAにあったのでやっと借りて観れました
本作のジャケットを見た時からずっと気になっていたのですが、エヴァ役のチュルパン・ハマートヴァ (Chulpan Khamatova) が映画史に残ると言っても過言じゃないくらい本当にキュートで素晴らしかったです
特に裸でプールで金魚と一緒に潜水するシーンは人形のように幻想的で美しかったです
(本人はノースリーブで肩を出したり裸になること嫌がってたみたいですが最終的にそのシーンを見て感動したらしいです)
台詞ほとんど無い中、アントンが信号待ちで隣の人に「 あのーっ?」って話かけてたのが笑えました(日本語に聞こえた )
エンディングのGoran Bregovicの音楽
https://youtu.be/p5NWaI27-z8
もとても素敵で、アントンのお父さんが亡くなった時に流れる曲は撮影舞台にもなったブルガリアのおそらくブルガリアンヴォイスの歌で心に響きました
ブルガリアンヴォイスは昔アルバムが4ADから2枚出たときに買って滅茶苦茶ハマりました
魂を揺さぶり心に響く素晴らしい歌声が印象的で、↓は昔CMにも使われました
Le Mystère des Voix Bulgares - Pritouritze Planinata
https://youtu.be/mII0NXGM6uE
なかなかレンタルのDVDがないみたいなので予告編を貼っておきます
TUVALU - Trailer
https://youtu.be/tiTGHlpHpto