Screen7

ディパーテッドのScreen7のレビュー・感想・評価

ディパーテッド(2006年製作の映画)
4.0
"ここはネズミの国だ"
兎にも角にもラストシーンの表現が素晴らしい!含みのある感じがモヤモヤというより想像が広がる系で良かった。潜入捜査の話ならではのピリついた緊張感を味わえて、2時間半夢中になって観ちゃいました。まん丸なガラケーがいい味出してる。電話に出るとき不自然にならないように演技をする姿は見ているだけでヒヤヒヤ。

マット・デイモン演じる警察に潜入したギャングのコリンと、レオナルド・ディカプリオ演じるギャングに潜入した警察官のビリーの、いわば"ネズミ"同士の戦い。ギャングのボスであるコステロも警察側も、ネズミ探しに必死。ネズミであるコリンとビリーはそれ以上に必死。

ジャック・ニコルソンの存在感が凄くて迫力あるし怖いんだ〜!ディカプリオとマット・デイモンの共演は嬉しかったです。まぁ2人が顔を合わせるのはかなり後半戦なのですが…
何度かこの人誰だっけ?ってごちゃごちゃとしたけど、一旦整理すると問題なく楽しめました。コリンの恋人であるマドリンがビリーとも深く関わる存在になるとは。

この作品の基となった香港映画『インファナル・アフェア』も観たいけど、今作を観た記憶が完全に消えてからがいいかなぁ…
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