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気狂いピエロのanzuのレビュー・感想・評価

気狂いピエロ(1965年製作の映画)
3.4
ゴダール監督のは初鑑賞。この作品はまるで小説のような展開で進んでいく。美しいマリアンヌに出会うことでフェルディナンの人生のサイクルが狂う。今、文学でファム・ファタル(femme fatale)についてを調べているから、マリアンヌは正しくそうだと思ってしまった。アンナ・カリーナのファッションや視線が可愛い。あんな魅力的な女性に憧れられずにいられない。フェルディナンは謎めいていてキュートな彼女に振り回されただけのようにも見えるが、彼にとっては"普通"より"狂った"人生の方が理想だったのだろう。
この作品は芸術であり、奥が深いなと考えさせられた。まだ理解しきれない私は経験と知識不足って考えると悔しい。


美しい魔性の女に人生狂わされちゃう映画
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