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ドッペルゲンガーのSSDDのレビュー・感想・評価

ドッペルゲンガー(2002年製作の映画)
3.5
◾︎概要
脊髄信号を捉え、手足が不自由でも自動で移動、アームを操作できる機器の開発に従事する男は行き詰まっていた。ある日から周りからのプレッシャーやうまく行かないことが増え、自身の分身ドッペルゲンガーが目の前に現れ始め、奇妙な出来事が増え続ける…。

▫️感想(ネタバレなし)
黒沢清監督と役所広司さんのタッグ祭りを勝手にやっているので楽しみにしていた本作。

節子それホラーやない、コメディや。

途中までホラーと思ってましたが、様子がおかしくなりジャンルが複数になるごった煮状態に…。

期待の方向とは外れましたが、黒沢監督のコメディってシュール過ぎてなんとも言えないなという感想です。
なんだろう、叫再度見直すか…。










▫️感想(ネタバレあり)
ドッペルゲンガーが本人に成り代わろうとするというホラーではなく、本人がドッペルゲンガーを殺そうとし、逆に性格が入れ替わっていくのはホラー。

しかし最終的に奇妙なアクション展開と恋愛は謎。
そもそも自己満足の達成感のための開発だったと自己に立ち返り、社会生活を送っていると様々な他人の思惑、様式美に囚われて自己欲求の実現とはなんなのかを考えなくなることけの警鐘のようなことだったのかなと。

ほぼ最後はジョーカーとハーレークイーンかよという狂った男女が金持って終わるという結末にいくのは全く想像できなかった。
好みではないが嫌いでもない作品でした。
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