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ローズマリーの赤ちゃんのmomokaのレビュー・感想・評価

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)
4.1
知らぬ間にフォロワーさんが約700人に…。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。つらつら自分の感じた事をレビューしているだけですが、少しでも作品に興味を持っていただけたら、どなたかの心に残るような言葉を綴っていけたら嬉しいなと思っています。これからもどうぞよろしくお願いします。気軽にコメントなどしてもらえたら嬉しいです🕊
(なかなか整理ができておらず、フォローを返せていない方々すみません…。)

遅ればせながら、今回も先日の四連休中に鑑賞した作品のレビューになります。
ホラー嫌いな自分ですが、昼間に一人でチャレンジしてみました(笑)

これはホラーよりオカルト寄りのジャンルかなと。(あまりここら辺の区別について詳しくないので何とも言えないが💧)
自分が身籠った子どもが悪魔崇拝者たちに狙われていると知ったら…。ローズマリー(ミア・ファロー)は様々なことをきっかけにそうした考えを抱き始めるようになる。

本作を観賞後、血の繋がりだったり、何かを継承していくという点から何となくアリ・アスター監督の『Hereditary』を思い出した。こちらはもっとホラー要素が強く難解であったので、自分には本作のほうが観やすかった。序盤は幸せそうな夫婦二人の様子が描かれていて、いったいどこがホラーなのだろうと思っていたが、ジワジワと忍び寄ってくる怖さや不気味さに惹き込まれた。
ローズマリーがたった一人で産まれてくる赤ちゃんを守ろうとする姿は見もの。

1968年に制作されたとは思えないクオリティで、個人的には結構好みだった。でも、かなり好き嫌いが分かれそうだなという印象。
グロテスクだったり、いきなり怖いものが出てくるということはないので、ぜひホラー嫌いな人にはオススメしたい。安心して鑑賞できます◎
それにしても、若き頃のミア・ファローさんが本当にキュート!! 衣装やインテリアも素敵なものばかりで、そのおかげで怖さが少し軽減したのかもしれない。ぜひそうした細かな演出にも注目してほしい作品だった。

不穏な音楽から始まり、不穏な音楽で終わる。
ローズマリーがどんな気持ちでゆりかごを優しく揺すっていたのか、しばらくラストシーンが脳裏から離れなかった。
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