ジョゼと虎と魚たちのHanaのネタバレレビュー・内容・結末

ジョゼの力強い後ろ姿に泣けました。女性は強い、そう思える。多分男性目線で見れば、辛く痛いお話。でも私にはどこか清々しさも感じました、それもまたよしや、って。彼がいなくたって、ジョゼは自分の道を生きていけるだろう、ハッピーエンドではないけど、とても素敵なラストだと思いました。そうだ、タイトルの通り、これは彼女と彼女が獲得した新しい世界のお話なんだ。(その世界をもたらしたのは、間違いなく彼なのだ、それがこの作品をとてつもなく辛く美しくしてる)
上野樹里が演じるのはあくまで普通のいわゆるいい子、ジョゼとは対極ともいえる描き方が印象的でした、男がいないと生きていけない女の象徴のよう。
私はどうだろう、不器用でも自分の足で歩んでゆける、ジョゼのようになりたい。