ももさく

ジョゼと虎と魚たちのももさくのレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)
2.5
過去に見た事あったけど、あまり良かった記憶がなかったが見直してみました。

大学生の恒夫(妻夫木聡)は雀荘でアルバイトをしている。そこでウワサになっているのが乳母車をおすおばぁさんの事。恒夫は犬の散歩中に乳母車が凄い勢いで走っていきぶつかるのを目撃する。毛布をめくると乳母車に乗っていた女に包丁を振りかざされた。

恒夫は今時の大学生でセフレ(江口のりこ)あり福祉に興味あるお嬢様系の女の子香苗(上野樹里)もおりジョゼ(池脇千鶴)にも惹かれていく。

沢山の本、知識は豊富、足は不自由、大阪弁、料理上手。

フランソワーズ、サガンの主人公がジョゼだから自分をジョゼと呼ぶ。
本当の名前はくみ子。

心配な気持ちは分かるけど支えとなった人を失った人の家を訪れて何が出来るのか?2人の未来は無いと分かっていたとしてもその瞬間の気持ちが優先してしまうものなんだと思った。「違うの?どう違うの?」が可愛かった。

PG12?恋愛映画でどんなん?と思ったけど見てちょっと納得。まぁまぁキスシーンが濃厚だし、オッパイ結構出てきちゃうしラブホとかもだしってとこなんでしょうか?。

バージンだったワンちゃんが...。

好きな男と世の中で一番怖いもの、虎を見るのが夢。

ジョゼが身体障害者だからとかっての関係なしに人間として甘えが凄いなぁと感じた。車椅子買おうよと言った恒夫に対しての言葉は甘えと依存を感じた。

お魚の館の部屋は素敵かも。この世で一番エッチな事をする為に。未来がわかっているかのようなジョゼの言葉とリュウグウノツカイ?は印象に残る。

最初に写真とともに想い出を振り返るシーンもその後見るシーンにあてはまる。一体何年後の恒夫が振り返っているのだろう。

「僕が逃げた」綺麗に終わらせない所はリアルでしたね。

こんな仕事につきたいと夢を持っていても現実そんなにスムーズにいかない事もリアルな映画だ。

女の私としてはジョゼは喋り方もだし苦手なタイプの女ではあったけど気持ちがわからなくもなかった。池脇千鶴の演技は良かった。

妻夫木聡はダメな感じの学生役とか合いますね。

評価高い作品だけど特別感動もなかった。ただ自然だった。久々の鑑賞だから感じ方かわってると期待したがそうでもなかった。

エンディングのくるりのハイウェイは良かった。ダラっとした感じがいい意味で映画に合ってた。