しょうちゃん

フロム・ビヨンドのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

フロム・ビヨンド(1986年製作の映画)
4.5
H・P・ラヴクラフト原作の短編ホラー小説「彼方へ」を基に映画化。

その研究所では、
人間の脳に秘められた可能性を探る機械が開発されていた。
科学者は実験を開始するが、
脳の深淵を越えた別次元の世界から奇怪な生物が現れ、
研究所は地獄絵図と化す。

あけましておめでとうございます。
今年も一年よろしくお願いします。
新年一本目は変態映画を選びました。

狂気とエロスが渦巻くホラー。
スチュアート・ゴードン監督の“フロム・ビヨンド”。
前作“ZOMBIO/死霊のしたたり”に続いて、
H・P・ラヴクラフトの世界に挑んだ第2弾。
キャストも引き続き、
ジェフリー・コムズとバーバラ・クランプトン。
彼らに加え、
ケン・フォリーが出演しているのは嬉しい。
H・P・ラヴクラフトの7ページほどの短編で、
松果体を刺激する機械で刺激した結果、
普通の状態では見えない物が見えるようになるお話である。
エロジジィがグロい姿になって現世に戻り、
美人女医にエロいことをするのが見所。
クリーチャーの造形は“遊星からの物体X”を彷彿させる。
ブロック医師の脳を吸い取る方法がとても斬新で、
頭からではなく眼球を吸いだして、
そこから脳を吸い出すという方法。
劇場公開時では審査でカットされていたらしく、
劇場公開時の削除シーンを復元したHDニューマスター完全版なんで、
見ることができたのは嬉しい。
ケン・フォリーがパンツ一丁で、
巨大なクリーチャーに飛びつくシーンは笑える。
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