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友だちのうちはどこ?のせのネタバレレビュー・内容・結末

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

われらのシネフィルWOWOWにて。

この監督の映画が観たかったのでとりあえず、初めて日本で公開されたこの映画をみました〜。

すっごい わかる!っていうかこういう経験、子供の頃よくあったような気がする。大人からしたら本当に大したことないんだけど、子供たちにとっては大事件で、小さい脳みそでどうしたらいいか必死に考える的な。
まじで厳しい宿題チェックは先生のじっくり確認とサインするところ含め、私の塾時代を想起させられた笑
宿題チェックの時間がマジで地獄なんだよねえ。何言われるか心拍数跳ね上がる。

子供にとっての大事件を子供になった気分で体験できる。たった1日のお話なのに本人はくそ必死で子供にとっては大変すぎるから観ててとても長い1日に感じさせられた。すごい。

主人公の子がとにかく心優しくて、友達思いで真面目ないい子なのが良いね。友達への気配り、お母さんの手伝い。子役ではなく、普通の一般の子供が演じてるらしいんだけど、目で語る感じすごい健気だし素朴な感じが、逆に自然でめちゃくちゃいいやんけ!てなたよ〜
おじいさんの げんこつ なんてなくなって、この子は元から礼儀をわかってるんです!!!💢
全員大人が冷たすぎる。言葉通じなさすぎやろwww不親切にもほどがある。男の子が不憫で仕方なかった。でも、なかなか泣かないし、友達思いだからなかなか諦めない姿勢がすげえ。あと体力ぱねえな。最後のやっと優しめのおじいさん、きたか???きたか???てなったけど結局違うとこ連れて行くしもはやさっき来たとこだしこのおじ〜💢
夜帰ってきてようやく泣いたときは逆にホッとしたよね。お父さん無口かよオメ
でもこのシーンではお母さんがちゃんとお母さんだったのでァア!よかった!だよね!ってなった。ドア開けて入れさせてあげるとき頭で撫でてるし、お夜食くれるし。

あと室内、靴脱ぐんだねこの国。日本みたい。ところどころ出てくるお花の刺繍かなんかの布がかわいい。

この映画、昔ならではなのか、男尊女卑感があるなぁ。全く女の子が出てこないし、主人公のおじいさんのすぐ手を挙げて躾けるやり方も信じられないくらい典型的に古い考え方だなぁて思った。

「宿題やってきてあるからね。」
ノートに挟まれたお花でキリッと締めくくるのも素敵っ!てなった。頑張った証拠だね!花丸さ!
バレなくてよかったねー!

本来望んでいた終わり方で終わらないところが現実味帯びてよかった
せ