Ryu

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦のRyuのレビュー・感想・評価

3.8
劇場版クレヨンしんちゃん第19作目。
監督が増井壮一に変更。

スパイ×オナラ。かっこいいテーマとお下品なテーマを掛け合わせた感じ、好きです(笑)。今作は野原家もカスカベ防衛隊もそこまでストーリーに大きく関わることがなかったのが新鮮味がありました。そんな短い出演時間ながらしっかりと存在感を示すキャラクターたちはやっぱり魅力的です。カスカベ防衛隊のメンバーがスパイ活動を芸能界入りのオーディションだと勘違いしてめっちゃアピるシーン、悪マサオくんも見れておもしろかったです(笑)。出番はかなり少なめなのでもうちょい見たかったという思いもありますが。それから野原家も安定の魅力。今回はヒロインの家族にも少しスポットがあてられているため、その家族と比較して改めて野原一家の絆の深さとひろしとみさえの優しさ・愛情の強さを感じることができます。レモンちゃんとその両親との関係性の変化もよかったです。親は大きな存在だけど絶対じゃない。そしてオープニングもエンディングも担当していてゲスト声優としての参加している関ジャ二∞。コッテコテの関西弁も下らないテーマとマッチしてる気がしました。関西人の自分でもあそこまでの関西弁は喋らないですけどね(笑)。敵のボスは叶姉妹をイメージしてるのかな?確かにこの時期ってけっこうテレビ出てたような。スパイがテーマなので、トム・クルーズの名前が出たり、「ミッション・インポッシブル」みたいなスパイアクションが出てくるのはわかりますが、唐突な「シャイニング」のパロディは驚きました、コレわかる子供なんておらんでしょ(笑)。ヘガデル研究所のパーティの“となりのトロロイモ”ってのも笑っちゃいました。こんなちょっとしたパロディがわかったりしたらなんか嬉しいんですよね〜。ずっっとオナラの話なので、サイコーに下らなくて力を抜いて楽しむことができる作品でした。

今回の個人的ひろしの名言
「俺はお前を止めた、お前は突っ走った。俺たちは本気でぶつかり合った、それでいいんだよ。」
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