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クレイドル・ウィル・ロックのBaadのレビュー・感想・評価

4.5
2000年の年末、ロードショーで見ました。

大戦間の舞台劇の映画化なので音楽が良くって。
あと、群像劇としても良くできています。当時の芸術の状況ががさながら時代絵巻のように映像化されていてとても勉強になる。

ラストの盛り上がりは割と今の流行ものに踏襲されているというか「ボヘミアン・ラプソディ」ぽいかな。

キャスティングも当時売れていた人が揃っていて、この人キャスティングしているんだから、この実在の人物はこういう人、って自然に連想できて良かった。

さすがティム・ロビンス監督。

911前のしばらくの数年間というのはアメリカ映画がすごく自由だったので、見ていて楽しかった。この映画で描かれていたような閉塞的な状況が形を変えてその後すぐやってくるなんてその時は思っていなかったのね。
自由だった2001年前半以前の映画の中でも特に好きな作品。

ところでこれ、ミュージカルじゃなくてジャンル的にはオペレッタなんですね。今更ですが、どう違うんだろ?
この時代のものだと、オペレッタと称されているものの方が好みのことが多いのですが。

(大戦間の左翼オペレッタの映画化 2021/8/7記)
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