Mobydick

北京ヴァイオリンのMobydickのネタバレレビュー・内容・結末

北京ヴァイオリン(2002年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

泣いた!

主人公のバイオリンがすごかった。
ライバルちゃんが弾くバイオリンは、感情がないと言われ、主人公の弾くものには感情があると言われるけれど、そのごく微妙な差異がちゃんと演奏に現れていて、すごくよかった。強いて言えばチャイコフスキーやるにはパワーが足りない気もしたけど、中学生で弾ききってるところですでに及第点ですわな。

お話に出てくる人たちは、なんだかんだみんないい人だった。最初の先生はバイオリンに向かう心構えをつけてくれた人し、偉い先生も耳は確かで、ちゃんといい演奏をする生徒を上に上げようとしてくれるという意味ではいい人だったと思う。

でもそれより何よりあのお父さん!!
きっと気がいいだけが取り柄で、うっかり赤ん坊を拾ってしまったがために何度も大変な目にあってきたに違いないのに、本当に息子に与えられる限りの愛情を注いでいて、ラストシーンは号泣しちゃいました。どんな苦労にも勝る喜びを知っている、素晴らしいお父さんです。

ほんとうちでdvdで見ててよかった。
あと何気に最初の先生が、ちょっと堤真一に似てる気がしました。
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