Lalalily

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのLalalilyのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

始めから好きだなぁ、と感じる映画でした。

中学生の頃から気になっていて、とうとう観ることが出来ました。

マット・デイモン演じるウィルは、天才的な頭脳を持っているのに、挑戦をすることを恐れ、愛する人を失うことよりも自分を守ることを優先し、その自分の選択の結果がまた自分を苦しめる、そんなジレンマの中でもがいていました。

でも、その彼の心の傷を癒したのは、ロビン・ウィリアムズが演じるショーンの忍耐強い信頼関係と、「君は悪くない」という言葉でした。

フォレスト・ガンプを観た時も思いましたが、幼少期の身体的虐待や、言葉によるトラウマは、人の心に長く傷を残し影響を与えます。自分を苦しめる選択を、気づかぬ内にしてしまう。そして、また自分を苦しめる。そこから、逃れたいと思っても、自分だけでは、どうにもできない。

トラウマを手放すには、愛情深い人との出逢いが必要なのではないでしょうか。

ウィルがショーンとの出逢いを通して、手に入れたのは人を信じること。そして、自分を信じること、だと思いました。

親友を演じるベン・アフレックの演技もとても良かったですね。
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