emily

スイートリトルライズのemilyのレビュー・感想・評価

スイートリトルライズ(2010年製作の映画)
2.9
江國香織の同名ベストセラー小説を映画化。結婚して3年になるテディベア作家のるり子。夫との生活に不満もないし、はたからみたら仲の良い夫婦。夫は部屋に鍵をかけてゲーム、呼ぶときは携帯で電話。「この家には恋が足りない」と夫に打ち明けるが、二人の夫婦関係修復を助けてくれたのは、二人のついた嘘だった。

夫婦の溝の描き方が女性的で、小技だったり距離感の描写がとても丁寧。その無機質な描写に中谷美紀の美しさ、ボディラインの繊細さが際立つ。

「人は守りたい物に嘘をつく」

愛する人との生活がありながら、心の隙を他の異性で埋める。それによって本当に大切な物に気が付く。夫婦関係の調和には
少しの優しい嘘が必要。それによってうまくいくならそれでよいと思う。
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