りりー

恋人たちの失われた革命のりりーのレビュー・感想・評価

恋人たちの失われた革命(2005年製作の映画)
3.6
つまんね~~~~~と思いつつ一時間ほど観、リリーの登場する中盤あたりからは面白く観た。ガレルの映画、これで四本目だけれど毎回寝てしまうので、合わないのかもしれない。本題に入るまでが遅いと思ってしまう、というか本題なんてないか?恋人たちが歩くなんでもないシーンに惚れ惚れしたりはするのだけれど。芸術家カップルの行く末に胸を締め付けられるような気持ちになり、とくにラスト十五分くらいはとてもすきなのだけれど、もっとここに時間を割いてくれよ!と思ってしまうなあ。
役者がみな色気がすごく(モノクロだからなのだろうか)、こういうものを匂い立つと形容するのだろうかと思った。ルイ・ガレルの美しさはちょっと、反則というか。
しかしこの映画、とても2004年製作とは思えない。それくらい、(わたしにはわからないけれど)あの時代の空気に忠実なのかもしれないね。
りりー

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