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ヤンヤン 夏の想い出の中のレビュー・感想・評価

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)
4.4
クーリンチェを観たあとの2本目やったから、メリハリの乏しい展開に疲労感があった。何を観せられてるんやろって感じ。
やけど物語が進むほどに心地よくなってきて登場人物が愛おしくなってくる。人生とか生命が素晴らしいものやと思えて、自分に自信が湧いてくる。
その感覚を生んでる要因がなんなんかはよくわからん。疲労感がハイな気分にさせてるだけなんか、映画を通して人生の何か特別な瞬間を味わえてるんか。
けど、映画が発明されて人生が3倍になった、っていう劇中の言葉はこの映画を上手く表してるように思ったし、なんとなく膿んでたここ最近の俺の時間がいくらか散ったように感じた。

NJは男として、父としてかっこええなやつやな。
「失恋して、彼女は去ったが音楽は残った」
「息子とは友達でいたい。僕が父と望んだ関係だ」

大切な人の後ろ姿を撮りたくなった。

開館時間から4.50人くらい並びでぎりぎりチケットを買えた。
人生のステップが進んだ頃にまた観たい。
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