真世紀

少林キョンシーの真世紀のレビュー・感想・評価

少林キョンシー(2004年製作の映画)
3.0
弟子二人を連れてキョンシーとの旅を続ける道士のリュー・チャーフィー。

道々、何かとちょっかいを出してくるのは実の父が後継者・掌門に自分を選ばなかったことを逆恨みするかつての兄弟子ルイス・ファン(といっても目尻のシワなどどう観てもリュー・チャーフィーの方が年上なんだけど)。あとルイス、ちと新日本プロレス(鑑賞当時、現在はWWE所属)中邑似。

双方の弟子のジャッキー・ウーと菊川怜似のシャノン・ヨーのロマンスやら子供の弟子が幼児の魂を誤って飲み込んで生み出したちびキョンシーやら出てきて、最後は妖魔に身体を乗っ取られた兄弟子をもとに戻すべく一同共闘。

メイキング観るとわらわらわいてくるキョンシー大群がてっきりCGで増やしてると思いきや、人海戦術の賜物だったり、雨も消防車十台で降らせたり、案外金かかってる大作なんだけど、なんかそうは思えない安っぽさ(爆)。

冒頭から弟子二人の連れションやら死霊の集う料理屋で麺料理と思いきや虫食わされたりてないかにもかつての香港映画テイストも大作らしからぬ安さを醸し出す(笑)。本編二時間二分あるのも明らかに長過ぎで、TVシリーズのダイジェスト観てるように感じてくるほど起伏がゆるいかなり残念な出来なのであった。
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