ノッチ

少林キョンシーのノッチのレビュー・感想・評価

少林キョンシー(2004年製作の映画)
2.0
清の時代。

正義の白道士と悪の黒道士が対立する中、邪悪なキョンシー大魔王が千年の眠りから目覚めようとしていた。

香港映画が生んだ2大ヒットジャンル“少林アクション”と“キョンシーホラー”を組み合わせた究極のアクションエンタテインメント。

香港映画界の宝「少林拳」と「キョンシー」が夢の競演です。

極限にまで鍛え上げれた肉体と技が、香港版ゾンビとも言えるキョンシーと激突する!!

想像するとわくわくします。 

想像するとね…。

現実は違いました。

初めは、昔のキョンシー映画より映像技術も発達してて、なんか迫力あって面白いかも!って思いながら観ていましたが…。

予告を見ると『少林サッカー』『カンフーハッスル』に続くシリーズ作品なのかと思わせますが、タイトルだけでぜんぜん違います。

また便乗しようと日本で勝手につけられた邦題かと思ったら、もともと『少林疆屍(少林キョンシー)』なのがすごい。 

そしてキョンシーと闘いまくってるように見えるけど、実のところさほどキョンシーでもないのもすごい。 

なんだか出した企画がすべて通りました的な内容です。

よって色んなものに手をだして途中何の映画か忘れる程の脱線と、いつまでたっても進行しない話の内容に眠気を覚えてきます。

特にキョンシーを引き連れて歩く場面がかなり続いて、間延びした印象をうけました。 

「つーか何がしてーの?」といいたくなるシーンが満載。 

少年のケツから大爆発と共に生まれた、あの白い坊主はストーリーに必要か?

特撮は進化してるけど、肝心の格闘場面が、昔に比べると役者のレベルが落ちたのか?インパクトが弱かったです。 

『キル・ビル』や『少林寺三十六房』でお馴染みのゴードン・リュウと、敵方も欧米で人気のある方なので、ガッカリ感満載。

もっとキョンシーアクションが見れると思ってたんだけどめちゃ残念。 

ワイヤーとVFXも使うならもっと徹底的にやってほしい。

見所は後半のキョンシーの大群くらいか。

何処から来たんだとツッコミたくなるくらい沢山のキョンシーが出てくる。 

そして、結局最後まで『少林キョンシー』みたいな所がどこにもなく、騙された感が残ってしまいました。 

むしろ戦ってたので一番長いのは、同じ拳法家同士と普通のゾンビです。 

てゆーか、わざわざ少林てつけるほどの内容ではないと思う。
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