清の時代。
正義の白道士と悪の黒道士が対立する中、邪悪なキョンシー大魔王が千年の眠りから目覚めようとしていた。
香港映画が生んだ2大ヒットジャンル“少林アクション”と“キョンシーホラー”を組み合わせた究極のアクションエンタテインメント。
香港映画界の宝「少林拳」と「キョンシー」が夢の競演です。
極限にまで鍛え上げれた肉体と技が、香港版ゾンビとも言えるキョンシーと激突する!!
想像するとわくわくします。
想像するとね…。
現実は違いました。
初めは、昔のキョンシー映画より映像技術も発達してて、なんか迫力あって面白いかも!って思いながら観ていましたが…。
予告を見ると『少林サッカー』『カンフーハッスル』に続くシリーズ作品なのかと思わせますが、タイトルだけでぜんぜん違います。
また便乗しようと日本で勝手につけられた邦題かと思ったら、もともと『少林疆屍(少林キョンシー)』なのがすごい。
そしてキョンシーと闘いまくってるように見えるけど、実のところさほどキョンシーでもないのもすごい。
なんだか出した企画がすべて通りました的な内容です。
よって色んなものに手をだして途中何の映画か忘れる程の脱線と、いつまでたっても進行しない話の内容に眠気を覚えてきます。
特にキョンシーを引き連れて歩く場面がかなり続いて、間延びした印象をうけました。
「つーか何がしてーの?」といいたくなるシーンが満載。
少年のケツから大爆発と共に生まれた、あの白い坊主はストーリーに必要か?
特撮は進化してるけど、肝心の格闘場面が、昔に比べると役者のレベルが落ちたのか?インパクトが弱かったです。
『キル・ビル』や『少林寺三十六房』でお馴染みのゴードン・リュウと、敵方も欧米で人気のある方なので、ガッカリ感満載。
もっとキョンシーアクションが見れると思ってたんだけどめちゃ残念。
ワイヤーとVFXも使うならもっと徹底的にやってほしい。
見所は後半のキョンシーの大群くらいか。
何処から来たんだとツッコミたくなるくらい沢山のキョンシーが出てくる。
そして、結局最後まで『少林キョンシー』みたいな所がどこにもなく、騙された感が残ってしまいました。
むしろ戦ってたので一番長いのは、同じ拳法家同士と普通のゾンビです。
てゆーか、わざわざ少林てつけるほどの内容ではないと思う。